売れない画家の日々是好日

皆さんも好きな言葉があると思います

元より私は書道を少々かじった者なので言葉は大好きです

好き過ぎて書道から離れた身ですが、字を書く事は絵を描く上でも私にとって大切な行事でもあります

言葉に秘められた意味、そしてその裏側に込められた想い

私なりの拙いでは御座いますが

大好きな文を

 

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森五六郎 辞世の句

 

いたづらに

散る桜とや言ひなまし

花の心を

人は知らずて

 

この方は桜田門外の変にて鉄砲で大老井伊直弼に発砲し

捕えられた後にこの辞世の句を詠んだとされています

自身を桜に例え、散って行く我が身ですが

私の心情は誰にも分からない

 

ただ、いたづらにから文が始まるという事は

勝手に散っていく者とは仰るな

私の想いは分からないでしょうに

誰かに宛てた文のように感じませんか?

この文を紐解くと、主である徳川斉昭に宛てた文かと思います

若しくは藩や味方と思っていた者に対しても

 

徳川斉昭とは水戸藩藩主、そして江戸幕府最後の将軍・徳川慶喜の父でもあります

 

この辞世の句を知り

私が書道から離れる切っ掛けともなった句

文が持つ圧倒的なパワーを前に

私の拙い書道では書けないと

一時書道家を志しましたが絵描きに転向した経緯はこの句にあります

 

字を書く事は好きです

もう一度一から学び、いずれ書も始めたいと思っております

 

※この句が気になった方は桜田門外の変をお調べ下さい※

 

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